
平面図から立ち上がる建築ミニチュアジオラマ
製図机の上に広げられた[現代的な住宅]の建築平面図。描かれた空間が垂直に立ち上がり、実際に人が暮らすミニチュアジオラマへと変貌している。[リビング]には[ミッドセンチュリーの家具]と[窓辺で読書する人]が現れ、[キッチン]には[木製のアイランドカウンター]と[淹れたての朝のコーヒー]が立ち上がり、[書斎]には[高い本棚]と[温かみのあるデスクライト]が顔を出す。壁面は青写真の図面線であると同時に物理的なミニチュアの間仕切りとして同時に存在する。平面図上の視線は空間同士をつなぐ実際のパースビューとなる。空調・配管・電気配線などの設備図面がかすかな光で脈動し、動線は淡い光の軌跡として描かれ、添景の人物模型が小さく生き生きと日常を送る住人となる。周囲には三角スケール、鉛筆、トレーシングペーパーなどの製図用具。温かいスタジオ照明に包まれ、製図の緻密さと立体模型の質感が美しく融合している。






